神戸大学大学院工学研究科応用化学専攻/工学部応用化学科

受験生の皆さんへ

卒業生からのメッセージ

平成28年度(2016年3月卒業)卒業の東千誠さんからのメッセージ

東 千誠 さん、 就職先:機械メーカー(化学事業)

 私は、昨年度に神戸大学大学院工学研究科応用化学専攻を修了しました。もともと理詰めで考えることが得意で、大学ではそれを活かして何か新しいことをしたいと思い、化学を学びたいと考えました。そこで、大学受験では自分の学力で進学できる神戸大学工学部応用化学科を受験しました。学部時代は、授業や課題で幅広く化学を学びながらも、体育会硬式テニス部に所属して主将を務め、多くの友達や先輩、後輩と充実した日々を過ごしました。

 さて、神戸大学工学部応用化学科では4年生の研究室配属までの3年間、コース配属などはなく、化学工学と物質化学の両方をじっくり学んだ後に自身の専攻を決めることができます。私は学部の3年間を通じて、化学物質の分子デザインによって集合体形成などの挙動を制御する界面化学に興味を持ちました。そこで、界面化学について広く学ぶことができ、国内外の多くの学会で成果を発表することができる界面材料工学研究室を選びました。もともと手を動かして実験するのが好きということもあり、学部4年生から大学院2年生までの研究室での3年間は、とにかく研究に打ち込みました。研究目的がどうすれば達成できるか考え、論文から得た知識をもとに実験を重ね、その成果は学会や論文で発表しました。

 現在は、企業の研究者として商品開発を行っています。最終的に商品という形で世の中に出すという点では大学での研究とは違いますが、原理原則をもとに検討を重ねていくという点は同じです。大学で研究に打ち込んだ経験を活かして、商品開発に励んでいます。

 大学生活を充実したものにできるかは自分次第だと思います。ただ、挑戦したいことに打ち込めるチャンスはいくらでも転がっています。ぜひ、熱中できるものを見つけて、大学生活を楽しんでください。

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